札幌グランドホテル 開業85周年記念特別企画

1934年、北海道初の本格的洋式ホテルとして開業した札幌グランドホテル。気品あふれる設えと洗練されたサービスで、国内外から訪れる大切なゲストをもてなし、札幌の街に新しい文化を発信する役目を担ってきました。
　1954年には昭和天皇・皇后両陛下が来館するなど、いつの時代も常にお客さまに感動をお届けするよう、スタッフが一丸となり「札幌グランドホテル」としてのブランドを構築。その積み重ねが85年という歳月につながっています。

　そんな札幌グランドホテルでは長年のご愛顧に感謝を込め、開業85周年特別企画として期間限定のお得な宿泊プランやレストランでの特別メニューの提供などを多彩にご用意しています。

開業85周年の特別企画として、札幌グランドホテルではスタッフがオリジナルワイン造りに挑戦しました。レストランや調理のスタッフが中心となり、北海道を代表するワイン用ぶどうの産地、浦臼町鶴沼地区の畑でぶどう栽培から着手。春から秋まで、仕事の合間を縫っては何度も畑に通い詰め、ぶどうづくりに汗を流しました。

　北海道とはいえ、気温が30度を超える盛夏、日当たりの良いぶどう畑で一房一房、ぶどうの花殻を落とす作業に没頭するスタッフ。「畑でぶどうのお世話をしながら、このワインにはどんな料理を合わせようかと思いを巡らせています」と、額に汗しながらも、その表情はどこか楽しそうです。

9月中旬、スタッフの手で収穫されたぶどうはワイン醸造の工程へ。今回、札幌グランドホテル開業85周年記念のオリジナルワインとなるのは、ドイツ系の品種。数種類をブレンドしながら、甘味と酸味のバランスが良くスッキリとした白ワイン、ふくよかな味わいの赤ワインに仕上がる予定です。

　お披露目は、記念イベントで振る舞われるほか、館内のレストランでも提供。また『ザ・ベーカリー＆ペイストリー』では、ボトルでの販売も予定されています。今年の夏は北海道でも高温が続き、ぶどう栽培にはうれしい天候に恵まれました。　ワインの完成は11月中旬。収穫前に台風や大雨の影響もなかったことから、ワインの仕上がりには期待が持てそうです。

アニバーサリーイヤーの今年、札幌グランドホテルではさまざまなイベントをご用意しています。中でも特に注目されているのが、11月20日に開催される「札幌グランドホテル開業85周年記念 特別賞味会」。

　伝統の「味」を築き、守ってきた歴代のシェフが再集結し、技と感性を尽くした特別メニューに腕を振るいます。シェフたちのトークや調理ライブも披露する一夜限りの豪華な美食イベント。もちろん、オリジナルワインも登場します。

　「いつも北海道のそばに。」をスローガンに、ホスピタリティ・ファーストの精神で、すべてのお客さまに「最上のおもてなし」と「上質な生活」を提案する札幌グランドホテル。北海道の発展を支えてきたホテルとして、これからの展開にもご期待ください。