#ISSUE32
2026.02
2026年夏、沖縄と松島に新たな施設が誕生 グランビスタが挑む、ホテルの新たな役割
グランビスタ ホテル&リゾートは2026年夏、沖縄・恩納村と宮城・松島町に新たなホテルを開業します。開業に先立ち、2026年2月5日に、東京都内で新規ホテル開業に関連する事業戦略発表会を行いました。その様子をレポートします。
#ISSUE32
2026.02
01 滞在を通して地域の魅力や価値を次世代へとつなぐ場
グランビスタ ホテル&リゾートの歴史は1958年、北海道の観光開発を目的として北海道不動産株式会社が設立されたところから始まりました。今では全国にホテル・レジャー・ハイウエイレストランなど多様な施設を運営しています。
今回新たに加わるのが、2026年7月に開業するコンドミニアム型ホテル「BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村」(沖縄県国頭郡恩納村)と、2026年8月に開業するスローラグジュアリーホテル「YOKI MATSUSHIMA」(宮城県宮城郡松島町)の2つのホテルです。
事業戦略発表会では、まず代表取締役社長の荒井 幸雄より、グランビスタ ホテル&リゾートの歴史は「地域との信頼関係の歴史」だとして、事業を通して「自然と人との共存」「地域と共に歩む」ということを一貫して行ってきたと説明されました。
グランビスタ ホテル&リゾートが運営する施設は「その土地に眠る歴史、食文化といった潜在的な魅力を掘り起こし、現代のゲストが求める価値へと再定義する“メディア”」であるべきであると語り、これからの事業の核になるのは「地域の中へ入り、共に歩む地域共生」であり、2026年夏に開業する2施設の役割は、「それぞれの地域で受け継がれてきた伝統芸能や工芸文化を、ホテルでの滞在を通して次世代へつなぐ場」であると続けました。
「グランビスタ ホテル&リゾートの根底には、『あえてひと手間、二手間をかける』という哲学があります。効率化が重視される時代だからこそ、マニュアルを超えて心の通うひと手間を惜しまないことが、地域とゲスト、そして社会をつなぐ力になると信じています。」
「地域を思う情熱こそが、私たちが描く未来への原動力であり、新たな価値創造に挑み続けます」と、締め括りました。
02 新規開業する2施設に共通するキーワードは「深化する地域共生」
「BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村」のコンセプトは「『五感』に訴えるBLISSTIAのおもてなし」。
館内を包み込むオリジナルアロマや、コンドミニアム型らしい約50平方m超の開放感に満ちた客室に設置されたラナイ(大型のバルコニーやテラスを指すハワイの言葉)で感じる潮風、木々がそよぐ音色、小鳥のさえずりを、沖縄の自然として感じながら過ごせる設計になっています。
そして、ここならではの特徴といえるのが、ホテルキャストだけではなく周辺の住民や企業と連携して「その土地ならではの体験」をゲストに届ける「ランドリレーション」の仕組みです。
ホテルキャストで構成される「ランドリレーションチーム」と周辺住民や企業による「ランドリレーションサポーター」が協働し、地域の魅力を掘り起こし、ホテルの中から外まで「五感」で楽しめる豊かな滞在へと落とし込んでいこうという試みです。
「観光客としてではなく、暮らしの視点でより深く地域の魅力に触れることで、ゲストの五感を開き、新たな沖縄旅へつなげることができる」と、経営企画室の末岡室長は力を込めました。
「ランドリレーションサポーター」の一人である恩納村で「青風窯」を主宰する陶芸家・玉田彰氏も出席。ホテルのコンセプトに共鳴したという玉田氏は、「自然の海の素晴らしさだけではなく、沖縄の伝統工芸や音楽といった歴史・文化にもぜひ触れていただきたい」と呼びかけました。玉田氏の作品はホテル館内の装飾品として使用され、またホテル開発時に出土した赤土を用いての陶芸体験なども予定されています。
03 宮城・松島が抱える地域課題の解決にも取り組みながら、新たな体験価値を提供
日本三景の一つ・松島に程近い立地の「YOKI MATSUSHIMA」は、26の客室全てに「美人の湯」と称される松島温泉を堪能できる露天風呂、もしくは半露天風呂を備えるスローラグジュアリーホテルです。
「YOKI MATSUSHIMA」が打ち出したコンセプトは、「松島の美しい時に浸る」。松島にゆったり流れる時間に身を任せ、土地の恵みに満たされる。地域と成熟し、癒しと知的喜びに浸る「スローラグジュアリー」を提供しようというものです。
その実現のために「YOKI MATSUSHIMA」が実施しようとしている取り組みが「ローカルフォーカス(地域連携)」です。「松島で松島の魅力を味わうだけではなく、体験・食・空間を軸として、松島から地域へ、地域から松島へ、あらゆる方向から魅力を発信するメディアのような役割を担うホテルとして、新たな体験価値を創出していきます」と、末岡室長は話します。
「ローカルフォーカス」を実現していくうえで、注目しているのが地域課題となっている観光資源です。
「そこで私たちは、牡蠣殻をコースターなどの雑貨品としてアップサイクルすることや、ホテルの壁の漆喰に配合する手法を採用するなどして、新たな観光資源に発展させていくことを推進します」と、末岡室長。牡蠣殻を用いた作陶にご協力いただいている「三輪田窯」(宮城県石巻市)を主宰する陶芸家・亀山英児氏も出席されました。
「これから松島で体験することが想像できるような、日常に戻ってからもその体験の気持ちを思い出せるような、そんなアイテムをお届けしていきたいですね」と、亀山氏。ホテルキャストも回収作業に参加した牡蠣殻を活用した釉薬を用いた食器はバーラウンジでの導入を予定されています。
04 「地域の価値で、未来を変えていく。」 この思いを胸に、挑戦は続く
2026年夏に開業する2施設は、それぞれ沖縄・恩納村と宮城・松島町という地域の魅力を最大限お届けしていくために最適な形式として、「コンドミニアム型ホテル」と「スローラグジュアリーホテル」と、異なるスタイルになっています。しかしその根底に流れているのは、グランビスタ ホテル&リゾートのブランドステートメントでもある「地域の価値で、未来を変えていく。」という想いそのもの。
「創業の地・北海道で培ったフロンティアスピリットというグランビスタのDNAをさらに研ぎ澄まし、地域の価値と掛け合わせることで、唯一無二の体験を創造する」
「コンドミニアム型ホテル」や「スローラグジュアリーホテル」のシリーズが、その土地の文化や人々と調和する地域共生の形として、歩みを続けられるように、挑戦を続けていきます。
コンドミニアム型ホテル「BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村」は2026年7月15日に、スローラグジュアリーホテル「YOKI MATSUSHIMA」は2026年8月に開業を予定しています。いずれも、予約を受付中です。
地域とともに、唯一無二の体験を創造するグランビスタの新たな挑戦に、今後もご期待ください。
BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村
沖縄を訪れたことがある方でも“まだ知らない沖縄の魅力”を「五感」で堪能いただける、コンドミニアム型ホテル。恩納村地域の住民や企業と連携する「ランドリレーション」により、ゲストのニーズに合わせて“沖縄の自然や文化にとけ込む体験”を提供します。
YOKI MATSUSHIMA
滞在を通して、“松島の美しい時に浸る”体験を提案するスローラグジュアリーホテル。「ローカルフォーカス(地域連携)」をキーワードに、地元食材や伝統工芸、地域の生産者・作り手との協働を深めながら、松島と東北各地を結ぶ拠点となる取り組みを展開します。