#ISSUE27
2025.03
富士山を望むサービスエリアで スタミナ満点のご当地グルメが新登場!
雄大な富士山が一望できるロケーションが自慢のEXPASA足柄は、東名自動車道最大級の規模を誇るサービスエリアです。その中にある「足柄ハイウエイレストラン」では、ここでしか味わえない自慢のグルメやお土産など、独自の商品を開発しています。
#ISSUE27
2025.03
01 富士山に足柄山の金太郎…。「足柄ハイウエイレストラン」の新メニューは地域の魅力が満載
東京や横浜などの首都圏から名古屋方面に車で向かう際に、必ずと言っていいほど利用するのが東名高速道路。東名高速道路(下り)EXPASA足柄は新東名高速道路との分岐点である御殿場ジャンクションの少し手前という交通の要所に位置することから、平日休日を問わず多くのドライバーが立ち寄り、賑わいを見せています。
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでは近年、その地域の歴史や文化、特産品などを生かしたフードメニューやお土産の開発が行われていることから、ついついあちこちに立ち寄りながらドライブしたくなってしまうことも。もちろん、EXPASA足柄も例外ではありません。
EXPASA足柄がある静岡県駿東郡小山町は、富士山の山頂があることと金太郎生誕の地として知られ、敷地内からも雄大な富士山、そして金太郎が生まれたとされる金時山の姿を眺めることができます。
東名高速道路(下り)EXPASA足柄内で「足柄ハイウエイレストラン」が運営するフードコート「中華万里」では2024年12月25日より、この地域が誇る富士山と金太郎にスポットを当てた2つの新メニューの提供を始めました。
02 壮麗な富士山の姿を表現した新メニュー
1つ目は、EXPASA足柄から一望できる富士山の壮観をお皿の上で表現した「富士山麻婆チャーハン唐揚げのせ」です。チャーハンの上に白米を乗せて富士山をかたどり、まるで冠雪した富士山のような姿に。その周りに樹海に見立てたキャベツ、溶岩に見立てた麻婆、そして岩に見立てた唐揚げがトッピングされている、ボリューム満点の一品です。
実は「中華万里」では、長年愛されてきた看板メニューとして「富士山麻婆チキンのせ」というメニューがありました。富士山の形をした白米に麻婆と揚げた鶏肉をのせていたのですが、「富士山麻婆チャーハン唐揚げのせ」はそこからさらに発展させたメニューになります。
「より広くお客様に召し上がっていただけるように、今回リニューアルを行いました。ファミリーや若い世代にもオーダーしていただけるように、スマートフォンで思わず撮影したくなるようなビジュアルになるように心がけて開発しました」
そう語るのは、足柄ハイウエイレストランの伊藤洋一支配人。
伊藤支配人は「ビジュアルだけではなく、今回ボリュームアップも行いました。1,600円と少し高く感じるかもしれませんが、実は2人で召し上がっていただいてちょうどいいくらいのボリュームになっています」と続けます。
伊藤支配人と共に試行錯誤を繰り返した小林信一マネジャーも「『中華万里』の定食では、ご飯の量は大体130g程度のところ、『富士山麻婆チャーハン唐揚げのせ』はチャーハンと白米を合わせると、およそ300g強。お茶碗2杯分強のボリュームです。そこに麻婆や唐揚げも加わりますので、通常のメニューよりも相当ボリューミー。家族やカップルでのシェアにも、ガッツリ食べたい方にもぴったりです。お子さまでも食べられるよう、麻婆はマイルドな味付けにしています」と話します。
03 熊と相撲を取るほど力強い金太郎にあやかった新メニュー
そして2つ目の新メニューが「金太郎パワーラーメン」です。熊と相撲を取って遊んだとされる金太郎の力強さにあやかって名付けられたラーメンで、「富士山麻婆チャーハン唐揚げのせ」と同時に販売を開始した完全な新メニューです。
醤油ベースのラーメンに、チキンの竜田揚げや揚げ餃子、フライドガーリックといったスタミナたっぷりのトッピングがこれでもかと盛り付けられた、その名に恥じないメニュー。開発当時のことを、伊藤支配人と小林マネジャーに振り返ってもらいました。
「日頃から、お客様に楽しんでもらえるようなインパクトのある商品を開発したいと思っていました。最近はどのサービスエリアも個性豊かなメニューやアイテムを取り揃えているので、差別化を図るべく思案した結果、地域性を活かした“足柄”ならではの商品を開発することに。レストランのキャスト全員で知恵を出し合い、新メニュー『金太郎パワーラーメン』が誕生しました。」(伊藤支配人)
「苦労したのは、トッピングをどのようにスープに浮かせて綺麗に見せられるかという点ですね。単純にトッピングするだけでは、竜田揚げがすぐにスープに沈んでしまうのです。何度も打合せや試作を繰り返した結果、沈まずに綺麗にトッピングできる方法にたどり着きました。」(小林マネジャー)
スタミナ満点のトッピング以外にも、「金太郎パワーラーメン」は地産の食材にもこだわっています。スープのタレには、隣接する静岡県御殿場市にある天野醤油株式会社の「甘露しょうゆ」を使用。富士山の湧水と富士山麓にしかない酵母で仕込んだ、天野醤油の看板商品です。また麺も、富士山の湧水を使って製法にこだわる御殿場市の「勝又製麺」によるもの。
「いずれも、ここでしか味わえないメニューです」と、伊藤支配人。甲乙つけ難い新メニュー2つなので、どちらをオーダーするか迷ってしまいそうです。
04 地域の魅力を発信するメニューやお土産は他にもいっぱい
新メニューの「富士山麻婆チャーハン唐揚げのせ」と「金太郎パワーラーメン」以外にも、地域の魅力を発信するメニュー、商品がズラリ。その一部をご紹介します。
まずは建物の入り口脇にあるテイクアウトショップ「シュガーマウンテン」で買えるワンハンドフードから。この季節に食べたくなるのが、温かい肉まんです。ただ、ここの肉まんはひと味違います。その名も「金太郎肉まん」。金太郎は力持ち=力餅という発想で、餡の中に刻んだ餅が入っているのです。餅は温められていてトロトロの食感ながら、食べ応えは抜群。ドライブ途中に小腹が空いた際にぴったりです。
続いては、同じく「シュガーマウンテン」で購入できる「金太郎相撲ソフト」。バニラ味のソフトクリームの上に金太郎がプリントされたクッキーが乗せられているように見えますが、実はバニラ味のソフトクリームの中にちょっぴり塩が入っています。「金太郎は熊と相撲を取って遊んでいたので、土俵にまかれる『清めの塩』をヒントに開発しました」と、伊藤支配人。甘じょっぱくて後を引く、不思議な味わいが楽しめます。
建物内の売店では、地元「天野醤油」の醤油を用いた「甘露しょうゆ煎餅」や、「羽二重餅 天野はごろも」などのお土産も購入可能。テイクアウト用の「金太郎肉まん」も販売しています。
これらのワンハンドフードやお土産も今回の2つの新メニュー同様、ここでしか買えないオリジナル商品です。
「これからも地域の魅力発信につながるメニューや商品を開発していきたいですね。『あのお土産を買いたいから足柄まで行ってみよう』『あのメニューを食べたいから、もう少しだけ足を延ばして足柄まで行って休憩しよう』と思っていただけると嬉しいですよね」と、伊藤支配人は笑顔で話してくれました。
東名高速道路(下り)EXPASA足柄内「足柄ハイウエイレストラン」
雄大な富士山や金太郎ゆかりの金時山などが一望できるロケーションで、東名自動車道の中でも最大級の規模を誇るサービスエリアです。「足柄ハイウエイレストラン」内フードコートの「中華万里」やテイクアウト用フードのショップ「シュガーマウンテン」に売店を運営。敷地内には温浴施設やドッグラン、富士山を一望できる展望デッキなどもあります。