ビーチに温泉、パンダにも会える！ 南紀白浜の多彩な魅力

年間300万人以上が訪れる関西屈指のリゾート地・和歌山県 南紀白浜。その人気の理由はなんといっても美しいビーチです。

「白浜」の地域名の由来になった白良浜は輝くばかりの白い砂浜と青い海が広がり、海水浴やマリンスポーツ、散策を楽しむ人々で賑わいます。ハワイ州ワイキキビーチと友好姉妹浜の提携を結び、地元住民による清掃が実施されるなど、地域をあげて美しさを守る活動が行われています。

道後温泉や有馬温泉と並ぶ「日本三古湯」として1300年以上の歴史を持つ白浜温泉や、日本最多の7頭のジャイアントパンダを飼育する（2022年12月現在）「アドベンチャーワールド」、地元漁協直営のとれとれ市場、国指定名勝の円月島（えんげつとう）など、レジャースポットが豊富にそろうのも魅力です。秋から冬にかけてのクエ鍋や特産の南高梅も充実していて、季節ごとにさまざまな楽しみ方ができるエリアです。

1929年の開業以来、白良荘グランドホテルはこの地で皇室や文化人など多くのお客様を迎えてきました。同ホテルでは、おもてなしの一環として、白浜の魅力を多くの人に知っていただく取り組みを実施しています。白浜で親しまれる「アドベンチャーワールド」と、白良荘グランドホテルの共同開催で行われた「パンダバンブーリング」ワークショップもその一つです。

アドベンチャーワールドに暮らす多種多様な動物たちの中でも、絶大な人気を誇るのがジャイアントパンダです。現在、アドベンチャーワールドには7頭のパンダが暮らしています。（2022年12月現在）パンダの主食である竹は1日に40～100kgが与えられますが、パンダが食べるのはこのうち20kg程度。硬い皮や好みに合わないものなど、食べ残した竹は廃棄されます。

「アドベンチャーワールドでは“パンダバンブープロジェクト“を発足し、SDGｓの取り組みの一つとして食べ残しの竹の有効活用に取り組んでいます。パンダを通して、環境問題やSDGｓに関心を持ってもらえたら」と話すのは、アドベンチャーワールドの広報スタッフ・長谷川舞さん。

「パンダバンブーリング」ワークショップは、この活動の一環として企画され、白良荘グランドホテルでもパンダの生態や竹の環境問題について楽しく学べる同イベントが開催されました。

ワークショップは、アドベンチャーワールドの飼育員によるパンダの生態の解説からスタート。実際にパンダが食べ残した竹に触れるコーナーもあり、「ここがパンダがかじった跡です」との説明に、参加者の皆さんから歓声があがります。

パンダと竹の関係を理解したところで、いよいよバンブーリングづくりへ。リングの材料となる食べ残しの竹は、パンダファミリーから好きなパンダを選べるのも嬉しいポイントです。

リングづくりの講師である長岡銘竹の真下彰宏さんに「ねじらないのがコツ」「竹のしなりを活かすので、優しく握ってね」と丁寧に教えてもらい、美しいリングが完成しました。参加者のお子さんは「難しかったけど面白かった。竹ってそんなに味が違うのかな？」と大満足の様子でした。

白良荘グランドホテルでは、このほかにもお客様に白浜の魅力を体験していただく、さまざまなプログラムを用意しています。

「“梅ジュースづくり体験“はとくにオススメです。特産の紀州南高梅を使った、手軽で美味しい梅ジュースづくりをお楽しみいただけますよ」と白良荘グランドホテルの西野さん。リラックスした雰囲気の中で地域の魅力を楽しめるのも、ホテル内のイベントの良さだと語ってくれました。

尽きることのない南紀白浜の魅力を、白良荘グランドホテルで満喫してみてはいかがでしょうか。