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#ISSUE30

2025.10

神戸須磨シーワールドで開業1周年特別イベント「オルカ・スタディ」を開催

2025年9月27日、神戸須磨シーワールドでは開業1周年を記念した特別イベント「オルカ・スタディ」を開催しました。シャチトレーナーによるレクチャーやレストランからのパフォーマンス観覧など、10組様限定の特別イベントの様子をレポートいたします。

#ISSUE30

2025.10

01 開業1周年を祝したスペシャルイベント「オルカ・スタディ」

市民に長く愛された神戸市立須磨海浜水族園の跡地に新たに誕生した神戸須磨シーワールド。学び「Education(エデュケーション)」と遊び「Entertainment(エンターテインメント)」を融合した「『つながる』エデュテインメント水族館」をコンセプトに掲げ、オープン当初から「シャチに会える水族館」として大きな話題を呼びました。

そんな神戸須磨シーワールドは2025年6月に開業1周年を迎え、記念グッズや特別メニューの販売、SNSでのキャンペーンなど、お客様への感謝を込めた多彩なイベントが行われています。

そんな中、グランビレッジ会員限定のGRANVISTA PRESSスペシャルプレゼント企画「オルカ・スタディ」が、9月27日に開催されました。シャチトレーナーによる詳しい生態解説や、シャチとの記念撮影タイム、さらには1周年限定グッズのプレゼントなど、用意したのはこの日限りの特別プログラム。

大人も子どもも一緒になってワクワクできた、特別なひとときの様子をレポートします。

02 シャチの知られざる魅力を学ぶ特別レクチャー

「オルカ・スタディ」には、家族連れやカップルなど10組が参加。それぞれがお気に入りのシャチグッズを身に付け、期待に胸を膨らませます。

大画面にシャチの映像が映し出され、海獣展示一課課長の金野さんによる特別レクチャーがいよいよスタートしました。生態や行動、「エコタイプ」と呼ばれる食性や遺伝情報に基づいた分類方法について学んだ後は、普段はなかなか見ることのできない、シャチの写真が次々と公開されていきます。

「シャチの目は500円玉くらいの大きさで、左右別々に動かせるんですよ」
「頭のてっぺんにある穴は鼻です。普段は閉じていますが、中を良く見ると穴が二つに分かれています」
「お腹についている黒いものは何でしょう?答えは、おへそです!」
クイズを交えた楽しい解説に、参加者から驚きの声が上がり、熱心にメモを取るお子さんの姿も。シャチの新たな魅力を発見できたようです。

水族館の社会に対して担うべき役割の一つである「種の保存」についても、詳しい解説がありました。お母さんシャチのお腹から元気な子どもが生まれる瞬間や授乳の様子など、貴重な動画が流れると、子どもも大人も真剣な表情で画面を見つめていました。

質問コーナーでは「シャチはどうやって寝るの?」「自分の名前を覚えることはできますか?」といった素朴な疑問のほか、「シャチのトレーナーになるには?」という率直な質問も。「シャチのトレーナーは宇宙飛行士より少ないといわれる狭き門。まずは泳げることが必須です」と金野さん。一つ一つ、丁寧な回答が印象的でした。

03 パフォーマンスの様子を観察。オルカとの記念撮影も!

レクチャーの後は、レストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム」へ移動。ここでは、目の前で泳ぐシャチをじっくり観察します。

スタジアムでは上から見下ろす位置からシャチのパフォーマンスを楽しめますが、この日は水槽の下から見上げるように眺める特別な体験。

「今はトレーナーの指示を待っています」「先ほどレクチャーしたおへそが今見えていますね」などの解説を聞きながら、シャチの行動をじっくり観察します。「常にプログラムに変化をつけて、飽きない工夫をしているんですよ」と裏話もたっぷり話してくれました。

トレーナーがシャチの背中に乗って水面を泳ぐ「サーフィン」では、シャチのスピードやトレーナーのバランス感覚に「おおー」とどよめきが起こります。さらに、シャチが高くジャンプして着水する瞬間には「ズドン!」と大きな音が響き渡り、「すごい迫力!」と子どもたちが目を輝かせていました。間近でシャチを観察できるこの距離感は、神戸須磨シーワールドならではの貴重な時間です。

観察の後は、スタジアムで記念撮影が行われました。トレーナーの合図でシャチと1組ずつ仲良く並んでパシャリ。アクリル越しに近づくシャチに「かわいい!」「ありがとう!」と皆さんが声をかけていました。

最後にシャチトレーナーから1周年限定グッズがプレゼントされ、大満足のイベントが無事にフィナーレを迎えました。

04 シャチの多彩な魅力を広く伝えたい

「参加者の皆さまが熱心に耳を傾けてくださり、たくさんの質問をいただいたことがとても嬉しかったです」と語るのは、イベントを終えた金野さん。

金野さんは、千葉県の鴨川シーワールドでもシャチの解説を務めた経験があるのだそう。今回の特別イベントでは、これまでの経験を活かしながらさらなるブラッシュアップを心がけたといいます。「シャチの体の一部にグッと寄った写真を見ていただくなど、なかなか知られていない情報をふんだんに盛り込みました」。

水族館の役割の一つでもある「種の保存」について知ってもらうため、繁殖についての解説は特に力を入れたと金野さんはいいます。実際の出産シーンや、赤ちゃんだったランの成長記録は、水族館ならではの至近距離からの撮影によるもの。妊娠期間や出産後の行動など、これまでの観察の成果を惜しみなく伝えられたと手応えを感じたようです。

「カッコよくて大きいこと、怖そうに見えて実はフレンドリーなところなど、シャチの魅力は尽きません。そんなシャチの素晴らしさを知ってもらうため、私たちトレーナーは日々の健康管理や過ごしやすい環境づくりに励んでいます」と金野さん。シャチもトレーナーも日々新しいことに挑戦しているので、元気なシャチの姿を楽しみにしてほしいと笑顔で語ってくれました。

一周年の節目を迎え、ますます魅力あふれる水族館へ。シャチをはじめとしたさまざまな生きものの素晴らしさをより深く知っていただくべく、神戸須磨シーワールドの挑戦はこれからも続きます。

神戸須磨シーワールド

西日本で唯一のシャチのパフォーマンス、シャチを見ながらお食事ができるブッフェレストラン、さらに、世界初のシャチの生態を学ぶことができる教育ゾーンを展開。学び「Education(エデュケーション)」と遊び「Entertainment(エンターテインメント)」を融合した「『つながる』エデュテインメント水族館」として、大人も子どもも楽しみながら学べる機会を提供しています。

神戸須磨シーワールドホテル

『海の夢をみる休日。』がテーマの“海への旅にいざなう価値体験型ホテル”。全客室がオーシャンビューで、水槽付のプレミアムルームや日本初の「ドルフィンラグーン」を直営で常設したホテルです。