本文へ移動

グランビレッジ

全国のグランビスタグループ施設を、お得にお愉しみいただける
グランビスタ メンバーシップ「グランビレッジ」。
入会金・年会費は無料。ご登録当日からお使いいただけます。

スマスイ自然環境保全助成企画展

【神戸市立須磨海浜水族園】「洪水を生き抜いたナゴヤダルマガエル~岡山県倉敷市真備町のカエル調査~」を開催いたします

    株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:須田貞則)が指定管理者として運営する、神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県神戸市須磨区若宮町、園長:中垣内浩)では、2022年3月25日(金)から2022年5月8日(日)まで、スマスイ自然環境保全助成企画展として「洪水を生き抜いたナゴヤダルマガエル~岡山県倉敷市真備町のカエル調査~」を開催いたします。

    岡山県倉敷市真備(まび)町には、絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト)に選定されているナゴヤダルマガエルが生息し、県内でも最大規模のナゴヤダルマガエル生息地として知られていました。しかし、2018年7月の豪雨で甚大な洪水被害を受けて以降、同地域では本種の生息数に減少が見られました。そこで岡山大学は、2021年度スマスイ自然環境保全助成を受け、カエルたちの現状を調べるべく現地調査に乗り出しました。本企画展では、現地調査で得られた調査結果やこの地域で見ることができるカエルたちについてご紹介いたします。ナゴヤダルマガエルの個体数は回復しているのか、ぜひ本企画展に足をお運びください。

    【企画展概要】
    1.展示期間:2022年3月25日(金)~2022年5月8日(日)

    2.展示場所:本館2階エレベーター前 展示スペース

    3.展示内容:上記の研究成果や真備町周辺で見ることのできるカエル類をパネルで紹介

    4.共催者 :岡山大学学術研究院 環境生命科学学域 応用生態学分野 教授 中田 和義(なかた かずよし)氏
    北海道に生まれ、北の大地で生き物好きな少年時代を過ごす。
    学生時代は、「絶滅危惧種ニホンザリガニの保全に関する研究」に取り組む。
    2005年北海道大学大学院水産科学研究科 博士後期課程を修了し、博士(水産科学)の学位を取得。
    その後、独立行政法人土木研究所水環境研究グループ専門研究員を経て、2011年より岡山大学大学院環境学研究科 准教授、2021年より現職。

    5.ナゴヤダルマガエルについて:
    水田環境に生息するナゴヤダルマガエルは、圃場整備等の影響を受けて各地で個体群が絶滅し危機的な状況にある。
    このため、環境省レッドリストで本種は、絶滅危惧IB類に選定されている。
    ダルマガエルは遺伝的に3つの地域集団(トウキョウダルマガエル、ナゴヤダルマガエル名古屋種族、岡山種族)に分けられ、形態や鳴き声にも違いが見られる。「ダルマ」の名前の由来は、そのずんぐりむっくりな体形に由来する。

    6.スマスイ自然環境保全助成制度について:
    調査・研究活動および自然環境保全活動の一環として、神戸市および周辺地域における生物多様性の保護や自然環境保全を推進していくために、須磨海浜水族園が独自に設立した制度。なお本制度は、当園の事業収入の一部を助成金として拠出し運営しています。
    本助成制度は2021年度で12回目の募集になり、過去2回の実績は2020年度に2件、2019年度に13件の助成を行いました。

    7.その他:
    ・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご観覧の際は、お客様同士のソーシャルディスタンスの確保にご協力をお願いいたします。
    ・当園が定める新型コロナウイルス感染防止対策にご協力をお願いいたします。
    ・新型コロナウイルス感染拡大による社会情勢などの変化により、変更や中止となる場合がございます。