【札幌パークホテル】美術家・澁谷俊彦 冬のランドアート「Snow Pallet」×札幌パークホテル 共同開催

太陽光と積雪量によって景色を変えていく雪国ならではの鮮やかな色彩アート

札幌パークホテル

2020/11/30

株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:須田貞則)が経営する、札幌パークホテル(札幌市中央区、総支配人:荒木田康)と、美術家・澁谷俊彦は、2020年12月1日から2021年3月下旬の雪解けの頃まで、冬のランドアート「Snow Pallet 13」展を、札幌パークホテル中庭にて開催いたします。

【開催概要】
展覧会名:Snow Pallet 13 澁谷俊彦 雪のインスタレーション展
開催期間:2020年12月1日(火)〜2021年3月下旬・雪解けの頃まで
開催場所:札幌パークホテル 中庭
時間:早朝~夜間照明ライトアップ21:30まで
入場:無料
※中庭への入場はできません。ホテル館内からご鑑賞ください。
※館内状況により、一部エリアにて入場を制限させていただく場合がございます。

【Snow Pallet Projectについて/澁谷俊彦】
北国の地域特性を活かした新しいアートの在り方は、冬の大地との強い結びつきにあると考えます。私のランドアートは環境と融合し、自然と相対するのではなく寄り添うように共生することを目指しているのです。冬のランドアート「Snow Pallet」は年間降雪量約6mにも達する190万都市札幌を中心に展開されている「冬の記憶」のためのサイトスペシフィックアートです。

【Snow on Anthropocene / アントロポセン(人新世)に積もる雪】
2011年2月に札幌市東区 モエレ沼公園(スノースケープモエレ)にて初めての「スノーパレット」を開催しました。その後、毎冬 札幌を中心に道内各地(小樽、千歳、帯広)を巡り、今回の「シリーズ13」にてシーズン10年目を迎えます。札幌パークホテルの中庭に吹く中島公園からの風と、今シーズンの雪がどんな景色を生み出してくれるでしょうか?この冬の記憶に残る印象深い景色であって欲しいと願います。
※アントロポセン:現代の想定上の地質時代のこと。人類が地球の地質や生態系に重大な影響を与える発端を起点として提案された。和名は人新世:ひとしんせい、じんしんせいと読む。

見どころ① 「その日の天気によって見え方が変わる作品」
スノーパレットとは、オブジェの裏面に塗布された蛍光塗料が雪の反射によって雪面に鮮やかな色彩を表出させるインスタレーション(仮設空間アート)です。高さの異なる幾つものオブジェによってその時々の太陽光と積雪量によって景色を変えていきます。設置場所によって異なる降り積もる雪の形状、初雪から雪解けまでの約4か月の変化する景色、1日の時間軸で変化する表出する色彩、また天候によって変化する色彩(曇天、降雪時のほうが彩度の映える太陽光のスペクトルのマジック)。これはタイムスケープランドアートでもあるのです。

見どころ② 「藻岩山と中島公園を借景とした美しい庭園」
札幌パークホテルには、中島公園の美しい風景を生かした約1,700平方メートルの庭園があります。およそ40メートルの幅を持つ滝は「あたかも藻岩山より源を発した流れが、中島公園の池に広がり、更にその水が滝石組を経て、瀑布となり、この庭にそそぎ込んでいるような感覚を与えている」ように設計されています。北海道大学で花卉・造園学を担当し、ユリの研究で知られる農学博士の明道博教授が設計しました。藻岩山から中島公園への連なりを借景として巧みに取り入れた庭園は札幌市内の都市型ホテルの中では最大規模です。

見どころ③ 「さまざまな角度から楽しめるホテル館内の鑑賞スポット」
館内営業のご案内 http://www.park1964.com/images_new/info_business_hour_change.jpg

・1F ロビー回廊…中庭に隣接した宴会場前のアプローチから、中島公園を望む豊かなロケーションが広がります。
※期間中、館内状況により入場を制限させていただく場合がございます。
・1F テラスレストラン「ピアレ」…中庭に面した開放感のある店内で、おいしいお料理とお飲物をお愉しみいただけます。
・4F 四川料理「桃源郷」前ロビー…作品鑑賞の前後に、ホテル開業以来半世紀以上の歴史を持つ四川料理の味をどうぞ。
・5F〜10F 客室(パークビュー)…パークビューの客室からは眼下に「日本都市公園100選」認定の中島公園が広がり、正面には藻岩山を望むことができ北海道らしい自然豊かなパノラマビューをお愉しみいただけます。

■澁谷 俊彦(しぶや としひこ)氏 プロフィール
1960年、北海道室蘭生まれ。札幌在住。 北海道を拠点に、場との共鳴を求める作品作りを行う美術家。
大地と自然、そして雪国ならではの新しいアート表現に意欲的に望む。
これまで1992年に香川県 第7回橋の美術展で「大賞」受賞。
1998年には第24回ドイツ・オランダ・ベルギー美術賞展で「優秀賞」を受賞。
また2014年には札幌文化奨励賞、2017年には北海道文化奨励賞をそれぞれ受賞。
2017年4月に専門学校札幌デザイナー学院学校長に就任し、また
北翔大学教育文化学部芸術学科の非常勤講師も務めるなど、現在に至る。
URL  http://www.toshihikoshibuya2.com/

プレスリリースはこちら[PDF 約2MB]