
東京からは、アノ歌でお馴染みの特急「あずさ」で松本まで約4時間半。長野県松本市といえば、松本城やドラマ白線流しの舞台となった町として有名です。その松本からローカル線に乗り換えて信濃大町へ―。
信濃大町は、北アルプスの山々に囲まれた、1年を通して季節を肌で感じられる町。富山県と長野県を結ぶ山岳観光ルートとして知られる、立山黒部アルペンルートの入口の町でもある、というのは意外と知られていないかもしれません。自然溢れる景色が時間の流れを穏やかにさせてくれる、なんとも癒される町です。


その信濃大町から車で10分ほどのところにある大町温泉郷。そして温泉郷の入口にある、赤い三角屋根が特徴的な建物が黒部観光ホテルです。このホテルに、この春から働いている2人の若い女性がいます。実家がレストランを営んでいて、両親の仕事ぶりを幼い頃から見て育ち、接客業という同じ道を迷わず選んだ佐野さんと、ガールスカウトで培った経験からチームワークで動くことに魅力を感じ、ホテル業に就いた小田切さんです。
2人とも社会人1年生。佐野さんはホテルでの仕事を「思っていたより体力勝負」と、はじめはとまどいもあったようですが、書道六段の特技を活かし、旅館の玄関先で必ず見かける「歓迎○○○ご一行さま」の看板を書くなど、広い範囲で活躍中。一方、語学が堪能な小田切さんは、さらにその語学力に磨きをかけるべく、最近増えている中国からのお客様ともうまくコミュニケーションが取れるよう「今後は中国語も習得したい」と意欲的です。
そんな二人に働く上で大切にしていることを聞きました。佐野さんは「お客様に感謝する気持ち。ホテルに来てくれたこと、私と話しをしてくれたこと、全てが感謝すべきことですから」。
小田切さんは「決して“NO”と言わないこと。たとえNOでも、他に提案をしたりして、納得・満足していただけるように努めていきたい」と、二人とも社会人1年生とは思えない、しっかりとした考えを持っていました。
「将来は、『小田切さんがいるから、また来たよ』『小田切さんに会えてよかった』と言ってもらえるようになりたい」と話すその目は輝いていました。
小田切暁子さん
佐野あかりさん
二人とも、現在はホテルの近くに住んでいます。休日は近所に買い物に行ったり、隣の松本市まで松本城を見に行ったりしている、という佐野さんがホテル近くのおすすめスポットとして挙げるのは「安曇野ちひろ美術館」。
「母も岩崎ちひろが大好きで作品を集めていた影響もありますが、絵画の展示だけでなく、カフェもあったりして、ゆっくりできますよ。」
小田切さんのおすすめは「きれいなガラス細工などがたくさんあって飽きない」という「安曇野アートヒルズミュージアム」。
そして二人の一押しは、温泉郷内バス停すぐそばの「バザールKOMACHI」という雑貨屋さん。「昔風でおしゃれ。雑貨がたくさんあるし、お店のおじさんがおもしろい」そうです。
最後に「春から秋は登山、観光、アルペンルート、冬はスキーと四季折々の自然と観光を楽しめる所ですので、ぜひ黒部観光ホテルに遊びにきてください」と声を揃える二人それぞれのホテルの中のおすすめは・・・。
佐野さん「春は本館の210号室、220号室、310号室、320号室から窓の正面に桜が見えます」
小田切さん「晴れた日の石の湯・露天風呂は、夜空の星がきれいです!」
是非一度、彼女たちに会いに足を運んでみてください。
バザールKOMACHIで販売している木彫りの小物
小さいお子様も楽しめる安曇野ちひろ美術館
自然に囲まれた安曇野アートヒルズミュージアム
210号室の窓から見える桜